裏付けがないものを選ぶな!有効性が実証された成分を配合した育毛剤を紹介


裏付けがないものを選ぶな!有効性が実証された成分を配合した育毛剤を紹介

薄毛が気になる30代、40代男性なら一度は「育毛」や「育毛剤」で検索したことがあるのではないでしょうか?すると、育毛剤を紹介する記事が山と出てきますよね。

しかし、劇的な効果を謳うレビューや口コミ、本当に信じていいのでしょうか?そして、本当に効く育毛剤はどれなのでしょうか?その答えは育毛剤の「成分」にあります。

この記事では育毛剤の成分に注目し、効果が実証された成分を配合した育毛剤を紹介します。

成分の効果は実証されていない?

インターネットで紹介されている育毛剤には、植物や海藻由来の成分が含まれており「副作用も無く効果バツグン」等と盛んに紹介されています。しかし残念ながら、それらの成分のほとんどは効果が実証されていないのです。

「実証されていない」とは?

医薬品の効果が実証されるには、臨床試験において長期・多数のデータを収集し、プラセボ(偽薬)に対して明らかに有意な効果が見出さなれなければなりません。

しかし、そもそも有効な臨床試験が為されていないか、臨床試験で効果が見出されなかったにも関わらず、育毛剤として販売されているものが多いのが現実です。

「実証されていない」=「効かない」ではない

しかし、誤解してはいけないのは実証されていないから「効かない」とは言い切れない点です。

育毛剤の成分には、漢方や民間療法で古来から利用されているものも多数あり、数値には現れにくい緩やかな効果が見込める物もあるでしょう。

また、現在臨床試験中で、数年後に発毛効果が実証されるものもあるかもしれませんね。

有効性が実証された成分を含む育毛剤はどれ?

育毛剤は決して安いものではなく、長期継続して使用しなければなりません。効くか効かないか不確定なものに投資し続けるのは少し不安ですよね。

そこで当サイトでは、日本皮膚科学会の2010年男性型脱毛症診療ガイドライン(以下ガイドライン)において、有効性が実証された成分を配合した育毛剤を厳選してご紹介します。

薄毛初期にはC1育毛剤

ちなみに今回ご紹介する育毛剤の成分は、ガイドラインで「C1」という区分に属しています。C1の基準とは「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」ということだそうです。

なんだか頼りないように感じるかもしれませんが、ガイドラインでも初期の薄毛治療にはまずC1群の育毛剤を使用、効果が得られない場合は発毛剤を使用する、とされています。しかも今回紹介するのは大手の薬品・化粧品メーカーのものばかりですので安心して使えますね。

第一三共ヘルスケア NFカロヤンアポジカΣ

NFカロヤンアポジカΣは、血行促進作用のあるカルプロニウム塩化物を配合しています。毛根への血行を促進することで栄養を送り込み、育毛を図るわけですね。

発毛剤に含まれるミノキシジルに比べると作用は緩やかですが、副作用も少なく初期の薄毛には十分効果が期待できます。

頭頂部の薄毛が気になる方、頭部の圧迫や喫煙等による血行不良が原因の薄毛におすすめです。

花王 サクセスバイタルチャージ

サクセスバイタルチャージの主成分は、西洋オトギリソウという植物から抽出されたt-フラバノンです。t-フラバノンには、毛母細胞の分裂を抑制してしまうTGF-βという因子の働きを抑える効果があります。

抜け毛が気になる方や、髪が細くなるタイプの薄毛に対して有効です。

ライオン 毛髪力INNOVATE

毛髪力INNOVATEには、サイトプリンとペンタデカンという2つの主成分が含まれています。サイトプリンとペンタデカンは毛母細胞内のタンパク質の生成を助ける働きをします。

太く丈夫な髪を求める方におすすめです。

資生堂 アデノゲン

アデノゲンの主成分は商品名にも表れているように「アデノシン」です。アデノシンは頭皮の血行を促進するほか、毛髪のライフサイクル(ヘアサイクル)を伸ばす効果があります。

「最近抜け毛の量が増えてきた……」という方におすすめです。

まとめ

今回ご紹介した育毛剤は、大手メーカーのものを特段に選んだわけではありません。日本皮膚科学会で有効性が実証された成分から、逆引きして出てきた結果なのです。

やはり膨大な研究費と時間をかけて開発された大手メーカーの製品は、信頼できると言えるでしょう。

皆様も本記事を参考に、ピッタリの1本を見つけて下さい!