当サイトでは、これまでに薄毛が気になる30代、40代男性の方々のために薄毛の原因や予防法、発毛剤などの治療法についてご紹介してきました。しかし、いくら生活習慣に気をつけても、遺伝などの理由で薄毛になってしまう人もいるでしょう。
今回は、そんな方のために薄毛をカバーする代表的な方法、「かつら」について学んでいきたいと思います。
かつらの基礎知識
かつらの歴史は古く、人類は古代からかつらを利用していたとされています。薄毛対策はもちろんのこと、儀礼や正装用、変装や演劇などかつらは幅広く使われていました。モーツァルトやバッハなどが正装用のかつらを被った肖像画はよく知られていますね。
かつらの長所と短所
かつらの長所は、何といっても被るだけで薄毛を隠せるそのお手軽さと、間違いない効果でしょう。しかし昔ながらの方法のため短所が多いのも事実です。
まず「不自然」な点。昨日まで薄毛に悩んでいたのに、急にフサフサのかつらで出勤するのはなんともバツが悪いですよね。
また、安価なかつらの場合特に、生え際や地毛の部分との差が目立ちがちです。
他にも薄毛を「隠す」ことになるので、入浴や就寝時、激しい運動時など外す必要がある時に人目を気にしなくてはいけなくなるというような短所もあります。
最近のかつらは進化している!貼るタイプのかつら
ここ10年ほどでかつらは大きく進化しています。上記のようなかつらの欠点を大きく改善した薄型の「貼るタイプ」のかつらが登場し、急速に普及しているのです。
従来型のかつら
貼るタイプのかつらの説明をする前に、従来型のかつらについて触れておきましょう。
従来型のかつらは、網状のベースに毛髪が植え付けられており、強度を持たせるために厚みがあるのが特徴です。その分、耐久性は高く、数年に渡って使用することができます。
使用時は頭に被せて地毛とピン留めするだけなので、強風や激しい動きで動いてしまう心配があります。また、ベースが見えてしまわないように高い密度で毛髪が植え付けられているので、地毛都の差が出て前述の「不自然」さに繋がってしまうわけです。
ひと昔前までは「かつらは車一台分」と言われるように、かつらは非常に高価なもので、おいそれと手が出るものではありませんでした。
貼るタイプのかつらの利点
一方貼るタイプのかつらは、メッシュ状の極薄のシートに毛髪が植え付けられています。シートは肌色なので肌に貼るとほとんど目立たず、自然な毛量でもシートが見えることはありません。ナチュラルな分け目をつけた髪型をすることもできます。
ピン留めではなく地肌に貼り付けるため、運動や風で動く心配もありません。入浴はもちろん、シャンプーも着けたまま行えますので、数日の旅行ならばれるのを心配する必要もありません。
何よりも、従来型のかつらに比べて非常に安価になっています。耐久性に差はありますが、安いものなら数万円から手に入れることができます。
貼るタイプのかつらの注意点
前述のとおり、薄型のため耐久性は劣ります。1枚のかつらが使えるのは3ヶ月から半年ぐらいまでになります。また、接着力が落ちてくるため週に1回程度は貼り直しが必要になります。
最も大変なのは、かつらをつける部分の毛を剃らないといけないことです。いわゆる「落ち武者」スタイルになってしまうのでカツラ無しで出歩けなくなりますし、かつらの大きさに剃る範囲を合わせなくてはいけないので、最初は慣れが必要かもしれませんね。
まとめ
最近はかつらも随分進化していることが分かりましたね!かつらは高額・不自然なイメージが強くて敬遠していた方も多いと思いますが、欠点が解消された貼るタイプのかつらなら試してみたいですね。