ノンシリコンシャンプーが薄毛に効くって本当?シリコンって悪いの?


ノンシリコンシャンプーが薄毛に効くって本当?シリコンって悪いの?

薄毛の原因は遺伝や血行不良など様々ありますが、頭皮の環境も大きな一因です。

30代、40代男性はどうしても皮脂の分泌が過剰になることが多く、皮脂や汚れ・フケが毛穴に詰まってしまいがちです。そうなると、正常な発毛に支障をきたしてしまう訳ですね。

別記事でもご紹介したとおり、シャンプーはいちばん身近な頭皮ケアです。正しい洗髪方法で、毎日しっかり頭皮を快適に保ちたいものです。

「ノンシリコン」ってよく聞くけれど……?

ところで近年、薄毛の改善・治療だけではなく毎日のシャンプーで頭皮に働きかけ、薄毛を「予防」しようとする商品が多数出てきました。例えば、「ノンシリコンシャンプー」などは皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。

しかし、聞いたことはあっても普通のシャンプーとどう違うの?ノンシリコンが頭皮に良いならシリコンは頭皮に悪いの?と疑問は尽きないところですね。

この記事では、ノンシリコンシャンプーの特徴、効果について徹底解説します!

シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いとは?

「ノンシリコンシャンプー」とは、文字通りシリコンを使っていないシャンプーです。それは分かるのですが、いったい普通のシャンプーとどう違うのでしょうか?

シリコンは油だ!

それにはまず、シリコンについて知らなければいけません。

シリコンはケイ素と酸素等からなる有機化合物で、熱や光に強く柔軟性や通気性に優れるのが特徴です。工業製品や医療分野で色々な形で利用されていますが、シャンプーではシリコンオイル、つまり油として利用されています。

シリコンが入るとどうなるの?

シリコンは、一般的なシャンプーには大体配合されています。シリコンは毛髪同士の摩擦を軽減してキシミを防止します。また、髪をコーティングすることで艶を与え、指通りを滑らかにします。

シリコンは頭皮に悪い?

髪をコーティングするシリコンは、当然頭皮にも付着します。そして、頭皮や毛穴を覆ってしまい薄毛の原因になる、という説があります。

しかし、大手メーカーの資生堂によれば、シリコンによる頭皮や毛髪の悪影響は一切無いとの見解を出しており、意見が別れるところです。

本当の原因はすすぎ不足?

いずれにせよ、油の一種であるシリコンが頭皮に余分に残っていると悪影響があるのは間違いないでしょう。そして、シャンプー後のすすぎにしっかり時間をかけている男性は、そう多くないのではないでしょうか?

結局「シリコンが薄毛の原因」と言われている本当の原因は、シリコン自体の特性よりも髪の短い男性特有のすすぎ不足にあるのでは、と考えます。

洗い上がりの違いは?

では、シリコン入りのシャンプーとノンシリコンシャンプーでは、洗い上がりにどのような違いがあるのでしょうか?

シリコンシャンプーは、油分で毛髪を覆うのでしっとりした洗い上がりになります。一方ノンシリコンシャンプーは軽くさっぱりした、悪くいえばパサついた洗い上がりです。

ノンシリコンシャンプーが向いている人は?

ロングヘアの女性ならパサついて広がる髪は大敵ですが、この記事を読んでいる30代、40代男性なら事情が違うはずでしょう。軽くフワッとした洗い上がりは、髪のボリュームアップにつながります。

抜け毛が多くなったり髪の毛が細くなってきてボリュームが足りない、脂性で髪が寝てしまう、そんな方はノンシリコンシャンプーを使えば、髪のボリュームを取り戻せるかもしれません。

シリコンシャンプーが向いている人は?

逆に、髪が傷んで切れ毛が多い方や、乾燥肌の人はシリコンシャンプーで髪や頭皮をしっかり保護するといいでしょう。

まとめ

「シリコンが頭皮に悪い」という訳ではなく、髪のボリュームや脂性が気になる方はノンシリコンシャンプー、髪の傷みや頭皮の乾燥が気になる方はシリコンシャンプー、と使い分けるのが正解なのです!

皆さんも是非、ご自身のタイプに合ったシャンプーを選んで下さい!