そのヘアセットが薄毛の原因に？ブローミング療法で髪ストレスを減そう

毎朝のヘアセットどうしていますか？

スプレーやワックス、ジェル、ポマード類を乱用している方は、気づかないところで髪の毛に大きなダメージを与えているかもしれません。

今回は男性の一般的なヘアケア法を見ていきながら、それに伴う頭皮のダメージを検証していきたいと思います。また、効果的な「ブローミング療法」についても紹介します。

男性のポピュラーなヘアケア法

男性は髪の毛が短い分、寝癖が付きやすかったり、強風に当たっただけで髪の毛が乱れてしまいます。それだからといって毎朝のように頻繁にヘアセット剤を乱用していたのでは、頭皮のダメージは進行していくばかりです。

何故ヘアセット剤によって頭皮にダメージが起きて抜毛を招いてしまうかというと、それは毛穴を詰まらせてしまうからです。

髪の毛は非常に細いのですが、実はその構造はストローのようになっていて、頭皮の毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂を吸収していって、髪の毛を覆っているキューティクルへと染み出していく事によって、しっとりサラサラの健康的な髪の毛をキープしています。

それが毎日のようにヘアセットをする事によって、毛穴から昇ってきた皮脂を外側へと吸収させていくためのキューティクルの隙間を埋めていってしまいます。

毛穴から昇ってきた皮脂は行き場を失い、また毛穴の方へと降りていくのですが、それが頭皮の表面で溢れてしまいます。こうなると今度は頭皮の表面が過剰皮脂状態となってベタベタしてしまうので、皮脂を餌としながら澱風菌がどんどん増えていきます。

澱風菌の繁殖によって、フケが増えて頭皮環境が悪化して次第に抜毛が進行していくのです。

上記に挙げたように、ヘアセットをする際に使用するヘアセット剤の乱用によって、頭皮環境が悪化するのを防ぐためにはブローミング療法を活用する事です。

ブローミングとは洗髪後の塗れた髪の毛に毛髪補修成分が配合されたヘアエッセンスやヘアオイルなどを浸けて、ヘアドライヤーの熱によって乾かしながら髪の内部へと毛髪補修成分を浸透させていく療法です。

毛髪補修成分が熱を敏感に察知して髪の内部へと栄養分をしっかり送り届けてくれるので、朝起きた時に髪の毛に寝癖が付いたり日中の乾燥を防ぐ事が出来ます。一般的には洗い流さないヘアトリートメント、ヘアオイルとして発売されています。

毛髪補修成分としては、下記のような物が挙げられます。

これらの成分は本来の髪の毛の成分と非常によく似ているので、毎日継続的に使用しても頭皮が皮脂過剰状態に陥る事はありません。

毎日の洗髪後にドライヤーで髪の毛を乾かす時に使用するようにすると良いでしょう。また、使用するドライヤーもマイナスイオンの髪の毛に優しい物を選ぶとコンディションがアップします。

頭皮の髪の毛の生え方をじっくりと観察していると分かると想いますが、髪の毛は斜めに生えています。

頭の頂上のつむじの形も髪の生え方も個人差がありますが、斜めに生えている理由としては雨などが表皮に直接当たって冷えないように防ぐためだと言われています。

オシャレのために必至で髪の毛を逆立てたり、短いのに頭皮に近い髪の部分からパーマをかけてしまうと頭皮にダメージを与えてしまいます。

最近では髪の毛を逆立てるヘアスタイルもヘアカットの技術で可能になったので、無理してヘアセットをする必要もなくなりました。加齢に伴い抜毛が気になる人は、頭皮に負担の少ないヘアスタイルを心がけるようにして下さい。

また、ヘアセットをした後にはしっかりとヘアセット剤を落とすようにして下さい。熱すぎないお湯でシャンプー前にしっかりと予洗いすることでシャンプーでの二度洗いや洗い残しを防ぐことができます。

今回は髪の毛のストレスによって脱毛トラブルに陥らないために、普段のヘアセットやヘアブローミング、ヘアスタイルのコツについて解説してきました。

加齢に伴い抜毛が気になるようでしたら、今までのヘアセット法やヘアブローミング法、ヘアスタイルについて一度改め直して、頭皮に負担のかからないケアを実践するようにして下さい。