加齢に伴い多くの男性を悩ませているのが薄毛です。
薄毛対策にと日々励んでいる方も注意して欲しいのが、今まで当たり前にしていた習慣が実は抜毛を招く原因となる可能性もあるということ。
今回はそんな抜毛を招く要因となる日々の習慣を紹介しながら、薄毛を改善していくコツについて紹介していきます。
NGな洗髪集
髪は、洗って汚れが落ちてスッキリすれば良いと思っていませんか?洗い方一つで薄毛になるか否かに大きな差がでてくるんです!
NG な洗髪①:朝シャン
男性は朝のシャワーで洗髪をされる方も多いようですが、実は朝シャンは薄毛を招く大きな要因となる可能性があります。
その訳は、頭皮も顔や手の皮膚と同じように外気の乾燥から皮膚を保護する目的で皮脂や水分、汗から成る皮脂膜を必要としているからです。
皮脂は夜睡眠中に分泌されますが、せっかく分泌された皮脂を朝シャンで洗い流してしまうと、日中に頭皮が乾燥しやすくなるのです。
日中は外出する機会も多いので、頭皮が皮脂不足によって乾燥していると外気に触れて余計にカサカサに乾燥しやすくなり、角質がフケとなってはがれ落ちてしまいます。
頭皮を保護する角質がどんどん剥がれ落ちてしまうと、髪の毛が生えてくるための毛包が守られる力が弱まってしまいます。これにより、髪の毛が抜けやすくなります。
また、皮脂膜は頭皮を紫外線から守ってくれる役割を担っていますが、朝シャンで皮脂を落としてしまうと日中頭皮は紫外線に対して無防備になってしまい頭皮の奥深くまでダメージを与えてしまいます。
このように、何気なく朝シャワーをすることが、薄毛を起因する要因となる可能性があるのです。
可能な限り夜はゆったり湯船に浸かって頭皮からも汗を出して、余分な皮脂と髪の毛の汚れをしっかり洗浄してから眠るようにしましょう。
こうすることにより、眠っている間に頭皮を乾燥から守る新しい皮脂が分泌されて、次の日には頭皮を外気のストレスから守る事が出来ます。
NG な洗髪②:熱いお湯でゴシゴシ二度洗い
髪に付いた汚れを落とさないといけない、スッキリするからついつい、熱めのお湯でゴシゴシと、そしてシャンプーで二度洗いしていませんか?これも大きな間違いです。
これらの習慣は、皮脂を落としすぎてしまい深刻な頭皮乾燥を招きます。そして力が入りすぎたゴシゴシ洗いは頭皮にダメージを与えます。ダメージを受けた状態の頭皮は強い髪の育成の妨げとなります。
洗髪には、頭皮に好ましい38~40度のお湯で、シャンプー前の予洗いがとても大切です。この予洗いで8~9割の汚れを落とせる上、1回のシャンプーで残りの汚れをしっかりと落とすことができます。
NG な洗髪③:洗い残し
上記とは逆に、頭皮に気を使いすぎて汚れが落としきれないパターンです。これもしっかりの予洗いで防止できます。
また、シャンプーやコンディショナーも適量を守りつつ、ゴシゴシしない程度に長めに洗い流すことでしっかりと洗髪できます。洗い残しは、フケ・抜毛や匂いの原因となりますので気をつけて下さいね。
NGな頭皮ケア集
頭皮のためにと思ってやっているヘアケアも、間違えていればダメージの元になる可能性があります。代表的なものを見てみましょう。
NG な頭皮ケア①:ブラッシング
頭皮に刺激を与えようと強めにブラッシングしていませんか?
あまり強いブラッシングは、頭皮を傷つけるだけでなく、摩擦で髪が抜けてしまう原因となるので頭皮が気持ちいいぐらいの力加減に押さえて下さい。
頭皮ブラッシングは、汚れを落とす効果もあるので洗髪前にはとてもおすすめです。
髪質のタイプ別によって様々な頭皮ブラシがありますので、ぜひ自分の髪質にあったブラシを見つけて下さいね。
NG な頭皮ケア②:頭皮マッサージ
血流促進のためグリグリと頭皮マッサージしていませんか?
効果的な頭皮マッサージは専門性を有するので力だけでグリグリやるのはおすすめできません。
ご自分で行う時は、指の腹で優しくトントンと叩いたり、頭皮を全体的に回すようにして下さい。
NG な頭皮ケア③:紫外線ケア
ファッションとして、紫外線ケアとして、帽子を着用している方もいらっしゃいますよね?
帽子を長時間かぶっていると、頭が汗と皮脂でだんだん蒸れてきます。長時間蒸れたままだと、匂いだけではなく頭皮の菌の繁殖が盛んになり、結果的に髪が抜けやすい環境を作り出します。
帽子着用の時は、時々はずして頭皮を乾かしてあげて下さいね。
知っていた?静電気による髪へのダメージ
抜毛が進行する合図としては、切れ毛、パサつきなどがあります。髪がパサつく原因は、静電気による影響も考えられます。
静電気は髪の毛の内部に亀裂が起きる事によって生じるのですが、この時髪の外側を覆っているキューティクルが剥がれ落ちます。
それによって髪の毛の内部にあるタンパク質や水分が流れやすくなり、さらに深刻な髪の毛の乾燥を招いてしまうようになるのです。
乾燥が深刻化して静電気が頻繁に生じるようになると、空気中のチリやホコリが髪の毛に付着しやすくなり、髪の毛が清潔に保たれなくなる事によって細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖していくと頭皮がかゆくなってかきむしる事によって、頭皮の角質が剥がれ落ちていきます。
そうすると髪の毛が生えてくる毛包の保護機能が弱まり、抜毛を進行させてしまいます。
静電気予防のためには日中にヘアミストを活用したり、髪の毛を乾かす際にヘアオイルや洗い流さないヘアトリートメントを浸けて乾かすと、乾燥を防いだりキューティクルを保護する事が出来ます。
静電気が気になりだしたら髪の毛の乾燥が進行しているサインなので、早めにケアしていきましょう。
まとめ
今回は薄毛で悩んでいる方へ、日々の生活を見直しながら抜毛を防いでいくコツについて紹介してきました。
今まで当たり前のように行っていたケアも、頭皮の乾燥を招く要因となっている事もあります。
髪の毛の乾燥も洗髪後のドライヤーでの乾燥時にしっかり栄養補給していく事によって防いでいく事も可能なので、いつもベストコンディションが保てるようにしっかりケアしていって下さい。