老けて見られる原因は様々ですが、疲れた顔は特に実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。
最近では、スキンケアや運動、ダイエットを意識的に行うことによってアンチエイジングを目指す人が増えてきました。しかし、とても身近で毎日無意識に使っているある必需品が実は疲労と老化を招く要因の可能性であることをご存知ですか？
今回は、疲労と近年急激に広がりを見せている老化要因をテーマにアンチエイジングのコツについて紹介していきます。
疲れ目が老け顔の要因！
人をぱっと見た時、その人の印象を決めるのは「目」だと答える方も多いのではないでしょうか。そんな時に目が充血していたり、まぶたが腫れぼったかったり、今にもつぶれそうな疲れ目だとなんだか老けて見えますよね。
疲れ目の原因としては加齢の他にも、パソコンやスマホの長時間使用が考えられます。現代では仕事はもちろん、移動中や空き時間にパソコンやタブレット端末、スマホを使用する時間が大幅に増えています。
便利な反面、パソコン類にはブルーライトといって目の疲労を招く光を発しています。ブルーライトは強い光を発する為、パソコン類の画面が眩しくなります。
この現象によって画面にはちらつきが生じます。脳は、このちらつきを抑えるため目周辺の筋肉を縮めピントを合わせたり、瞳孔を狭めたりと、無意識に目を酷使している状態になります。
さらに狭い画面を長時間眺め続ける事によって、瞬きの回数が減りドライアイなどのショボショボする症状も招いてしまいます。
毎日画面を眺める度、無意識に目がブルーライトに対応しており、その時間が長ければ長いほど目に疲労が溜まり、どんどん老けた印象を招く目や目周りになってしまいます。
目が疲れたと思ったら軽く暖めたりマッサージを、目が乾いたと思ったら目薬や瞬きを増やすなどその時の対応で目の老化は防げます。
近年のテクノロジーとの付き合い方を見直そう！
ブルーライトは人の睡眠リズムを崩すことでも知られています。寝る直前までパソコンやスマホからの強いブルーライトを浴びると脳は覚醒状態に入り、入眠・睡眠が妨げられ、寝不足な状態を招きます。
寝不足は、目の疲労回復を妨げるだけでなく、心身を休ませることも上手く機能しなくなります。回復力の高い若者に比べ、年齢を重ねている方ほど睡眠は大事です。回復が上手く出来ない分、体の中に支障が出始めたり、見た目の老けも加速していきます。
あまりにも身近すぎる便利品の為、忘れてしまいがちですが、ブルーライトは慢性的に心身のアンチエイジングの大敵であることを意識することも大切です。
パソコンやスマホの長時間の使用を避けることはもちろん大切ですが、使用を避けられない場合も多いです。そんな時は、出来るだけブルーライトの影響を受けないことが大切です。
パソコン・スマホ画面のライトを暗めに設定する、ブルーライト対策のメガネや画面用フィルムを使用するなど、少しの工夫が長期的に活きてきますので色々工夫してみて下さいね。
また、下記のような栄養分は、眼精疲労だけでなく、体の疲労回復も助けてくれるので積極的に摂取するのもおすすめです。
眼精疲労におすすめの食品
下記は目に良いとされている食品です。目の疲れが気になる時や眼精ダメージを予防したい時に意識して摂取してみて下さい。
- アントシアニン
ポリフェノールの一種で、非常に抗酸化作用が高い栄養素です。主にブルーベリーやカシス、アサイーベリーなどに含まれています。
- ルテイン
カロテノイドの一種で、ブロッコリーやほうれん草にたっぷり含まれている栄養素です。ブルーライトから目をサポートする働きをするので、毎日でも摂取していきましょう。
- コンドロイチン
粘膜を形成する成分です。目の角膜の透明感をキープしながら、ドライアイを防ぐ働きをします。納豆、山芋、オクラといったネバネバ成分に含まれています。味のりに納豆を巻いたり山芋を短冊切りにしてめんつゆをかけると、お酒のおつまみにもなるので積極的に摂取していって下さい。
疲労回復におすすめの食品
疲労が溜まったままだと顔色も体も疲れたままの状態になり、実年齢より年老いて見えやすくなってしまいます。そんな時に疲労回復に役立ててくれるのが、下記のような栄養素です。
- ビタミンB1
主に豚肉や玄米に含まれています。ビタミンB1の働きをアップさせるには、にんにくに含まれるスコルジンを同時に摂取すると良いです。
- クエン酸
レモンや梅干、酢などに含まれる酸っぱい成分です。からあげや肉料理、刺身を食べる時に、レモン汁をかけたり、黒酢ジュースを飲んだり、梅干を毎日食べると自然な形でクエン酸を補給できます。
上記のような栄養素を普段の食生活の中に上手に盛り込む事によって、疲労回復に役立てていけるようになるので、常備食材として冷蔵庫に常にある状態してある摂取も習慣となりやすいので良いですね。
まとめ
今回は疲労回復、特にブルーライトによるものをテーマに眼精疲労や肉体疲労を改善するアンチエイジング法について紹介してきました。
日々疲労を溜め込まない事が見た目の若さを保つ鍵となるので、便利技術と上手く付き合いながら普段から睡眠をしっかり取るだけでなく、飲む物や食べる物にも気を配りながらアンチエイジングに励んでいって下さいね。