アンチエイジングには保湿が大事。乾いた肌は老けて見られる!


アンチエイジングには保湿が大事。乾いた肌は老けて見られる!

世間一般的にシワ/小じわが多い人の方が老けて見られがちですが、このシワ/小じわの原因って一体何だか知っていますか?

皮膚の摩擦や乾燥、加齢といった様々な原因が挙げられますが、中でも乾燥が一番大きな原因だったのです。

今回は肌が乾燥する原因を中心に、保湿ケアのコツについて紹介していきます。

男性の肌は女性に比べて水分を失いやすい

男性と女性の皮膚の構造を比べてみると、男性の方が女性よりもおよそ0.5mmも厚さがありますが、肌内部の水分量が30~40%も少ないというデータがあります。そのため、男性の肌の方がダメージに弱く、乾燥しやすい特徴があります。

さらに男性用の強い洗顔料や毎日の髭剃りが肌の表面を覆って肌を乾燥から守っている皮脂膜も一緒に削ぎ取ってしまいます。その結果、肌内部の水分がさらに蒸発しやすい悪循環状態を作ってしまっているのです。

皮脂膜はたった 0.02mm の厚さしかありません。

皮脂膜がしっかりと肌表面を覆っていないと内部の水分を蓄える細胞間脂質(さいぼうかんししつ)から水分がどんどん蒸発していき、その結果肌がカサカサになっていくのです。

この乾燥状態が続く事によって透明感がなくなったり、シワが出来やすくなります。これが老け顔の原因だったのです。

肌にとって大切なセラミド

皮膚の構造の中で一番外側を占めている表皮層は、潤いを保つ大切な役割を担っています。その表皮層は、上から角質層→顆粒層(かりゅう)→有棘層(ゆうきょく)→基底層(きてい)で作られています。

この構造の中で主に水分や細胞間脂質などの潤い成分を抱えている角質層は、肌内部の水分コントロール機能に特に大きく関わっています。そして潤い成分をしっかりと繋ぎ止めて守っているのがセラミドであり、これも一緒に角質層の中に存在しています。

若々しくて潤いを保てる健康的な肌の角質層は、この細胞間脂質と水分、油分が規則正しく並び合うラメラ構造を形成しています。この構造をつなぎとめる役割をしているのがセラミドなのです。

セラミドによるバリアで肌を保護

セラミドは保湿効果を高める以外にも、バリア機能にも優れています。

バリア機能には、肌内部の水分が蒸発するのを防いだり、外部からの刺激を防いだり、紫外線から肌を保護する働きがあります。

なんだか肌が乾燥して小シワが増えてきたなぁと感じたら、化粧水や乳液、クリームにセラミドといった成分表示が記載されているアイテムをセレクトしてスキンケアに活用していって下さい。

洗顔後に化粧水、乳液、クリームといったラインケアが面倒くさい方は、全ての成分が一つにまとまったオールインワンゲルを活用すると良いでしょう。

セラミドを補給するための体内からのケア(インナーケア)

セラミドは加齢と共に減っていき、50代になるとなんと20代のおよそ40%まで減少してしまうといわれています。

スキンケアでセラミドを補う事も大切ですが、それと平行してインナーケアで補ってあげると顔だけでなく首や手足など全身をケアすることも可能です。

セラミドを多く含む食材は、大豆、牛乳、わかめ、黒豆、蕎麦、ヒジキなどです。

これらの食材と同時にセラミドの吸収力を高める植物性フィトケミカルが含まれる食べ物を積極的に摂取する事をおすすめします。

フィトケミカルとは抗酸化作用(体をさびから守る力)の高い植物由来成分で、緑茶やワインやブドウ、なすび、パプリカなど色素や香りが強い食品です。

さらに皮膚の栄養分となるコラーゲンと同時に摂取してもセラミドの吸収力がアップします。コラーゲンが豊富な鶏肉の皮や鮭の皮、牛筋などと一緒にフィトケミカルが豊富な野菜を摂取していきましょう。

普段ちょっとした口にする物のセレクト法を変えるだけで乾燥対策にもなるので、今回紹介した物をしっかりメモっておいて、日々のライフスタイルに上手に取り入れるようにすると良いでしょう。

まとめ

今回は男性の肌の構造と特徴を挙げながら、それにマッチしたアンチエイジング法について解説してきました。

スキンケア製品でもセラミドやコラーゲンが配合されている保湿効果の高い物を活用してみたり、フィトケミカルが豊富な野菜とコラーゲンが豊富な食材を同時摂取したりといった風に、普段食べる物にも工夫を凝らしながらメンズ美活に活かしていって下さいね。