便秘は、老廃物の蓄積、肌荒れ、太りやすい体質になるといった風に、美容と健康にとっては一番ネックとなる問題です。
便秘になるのも原因があるのですが、今回はその原因を追究していきながら、美腸を保つために大切なことについて紹介していきます。
糖反射にご注意!
糖反射とは糖液によって胃のぜん動運動がスムーズに行われなくなることによって、腸のぜん動運動がストップしてしまう症状のことです。
角砂糖五分の一個程度でも摂取すると糖反射が起きてしまうので、甘い物が好きな人は要注意です。
甘い物を食べなくても、コーヒーや紅茶を飲む時に、角砂糖を1、2個入れてしまったらおしまいです。
じゃあ、甘い物は一切ダメなの?心配している方。
そんな時には、ミネラル豊富な塩分をほんのちょっぴり補給してあげると良いです。
糖反射によって胃のぜん動運動がストップしてしまっても、塩気のある血液が流れれば、胃腸は刺激されぜん動運動が促進されます。
おすすめの塩分補給法
塩分補給におすすめなのが、ミネラルたっぷりの岩塩やヒマラヤの塩です。
調理に塩を活用する際には、天然の塩をセレクトして下さい。
食塩のナトリウムは、カリウムと同様に血液やリンパ液などの体内の液体の移動に欠かせない成分です。
不足すると胃液の分泌量が減少してしまうので、ミネラルたっぷりの塩分を適度に摂取していけるように心がけましょう。
他にもスイカを食べる時に塩をかけたり、梅干やシソ、漬物、味噌汁などを摂取すると良いです。
ただし過剰に摂取すると今度はむくみを招く原因となるので適量を守って下さい。
ホットヨーグルトで乳酸菌のパワーアップ
ヨーグルトは乳酸菌がいっぱい摂取できるから、便秘解消効果があるし、カルシウムやたんぱく質もしっかり摂れるといった風に人気の食品です。
調理不要なので男子でも手軽に摂取できる健康におすすめの食品ですが、そのヨーグルトのパワーをさらにアップさせるにはあるコツがあるのです。
その秘伝の方法も簡単!
ヨーグルトをレンジでチンして温めるだけで、乳酸菌の細胞壁が変化して、腸内の乳酸菌を活性化させる作用があるのです。
こんな秘伝の技を知ったら、ヨーグルトは冷蔵庫で冷やして食べるといった習わしも覆りそうですね。
もしもあったかいヨーグルトの味に慣れない方は、きな粉やはちみつ、オリゴ糖を加えるとデザートのように食べやすくなるだけでなく、きな粉やはちみつ、オリゴ糖が善玉菌のえさとなってさらに腸内環境も改善していけます。
ホットヨーグルトは時間もかけずに簡単に作れるレシピなので、毎日のメニューに積極的に取り入れていって下さいね。
知っておきたい人工甘味料のリスク
最近ではノンカロリーのアルコールや炭酸飲料水、キャンディやゼリーがダイエット食品として人気を呼んでいます。
味もおいしいし、「ゼロカロリーだからいくら摂取しても太らないだろう」と安心しきっている方!
ちょっと待って下さい。
アスパルテームなどの人工甘味料を過剰摂取してしまうと、腸内フローラのバランスが悪玉菌よりになって崩してしまいがちです。
腸内で悪玉菌が優位に働いてしまうと便秘がちになったり、免疫力が低下したりといった風に様々な症状に悩まされるようになります。
善玉菌が減ってしまうと、ガンジダ菌が繁殖してビタミンやミネラルがよりたくさん消耗してしまうのです。
ビタミンやミネラルが不足すると、食べた物をエネルギーへと変換する力が弱まり、太りやすくなったり疲れやすくなるだけでなく、血液が酸性に傾いてドロドロになって血流を滞らせてしまいます。
ゼロカロリーだからといって人工甘味料の過剰摂取は、腸内フローラのバランスを崩したり糖質中毒に陥りやすくなるので注意しましょう!
まとめ
今回は老廃物の蓄積、肌荒れ、太りやすい体質になるのを防ぐために、便秘を解消しながらいつでも美腸を保つコツについて解説してきました。
今回紹介した便秘解消法は、糖分の摂取を控えたり、良質な塩分を程よく摂取したり、ヨーグルトを食べる時はレンジでチンして食べるといった風に、誰でも簡単にできる方法ばかりです。
お金もそうかけずに簡単にトライできるので、日々のライフスタイルに上手に取り入れながら美腸をキープしていって下さいね。