前回の安全カミソリ編に続き、今回は電気シェーバーでのシェービングのポイントについて説明していきます。(安全カミソリの剃り方についてはこちら:肌に優しいひげ剃りのための 4 ステップ 〜安全カミソリ編〜)
手軽さが売りの電気シェーバーですから、安全カミソリほど注意すべき点は多くありません。気軽にいきましょう!
ひげ剃り前にプレシェーブローション
ほぼウエットシェービングが前提となるカミソリでのシェービングと違い、ドライで手間をかけずに剃れることが電気シェーバーの大きなメリットですので、回はドライシェービングでのポイントについて説明していきます。
手軽なドライシェービングですが、スキンケアのためには事前のケアが大事です。そこで登場するのが、ひげ剃り前につけるプレシェーブローションです。いろんなプレシェーブローションがあるので、まずはタイプごとに特徴や効能を確認しましょう。
○滑りをよくするパウダー入りが主流
プレシェーブローションは、肌の滑りを良くするパウダーが入っているものと入っていないものがあります。現在主流なのはパウダー入りで、さらにローションタイプとジェルタイプに分けられます。
ローションタイプはパウダーの量が多く滑りが良くなりやすい、乾燥が早くすぐひげ剃りにかかれるなどの長所があります。しかし流れやすく塗りにくいのが短所です。
逆にジェルタイプは垂れにくく塗りやすいのですが、乾燥がやや多いのが欠点です。
いずれのタイプもパウダーが肌に残るので、髭剃り後は洗顔したほうがよいでしょう。
○パウダー無しは低刺激
パウダー無しは滑りを良くするよりも、肌を引き締めることで肌のケアを狙っています。成分は化粧水に近く、低刺激で肌に優しいのが利点です。髭剃り後もしっとりする使用感です。
電動シェーバでの髭剃りのポイントは3つの垂直
それでは本題。電気シェーバーでのひげ剃りのポイントを紹介します。
手軽さが利点の電気シェーバー、深剃りと肌のために心掛けていただくのは、たった3つの「垂直」だけです。
1. ひげを立てて垂直に
安全カミソリでのシェービングと同様に、ひげ剃りの前にぬるま湯で洗顔を行います。ドライシェービングの場合でも、髭が少しでも柔らかく肌に潤いがある方がダメージを受けにくいので洗顔は必ず行いましょう。
洗顔の際、ひげをマッサージし寝ているひげを立て、肌に対して垂直に近づけると外刃の網目にひげが入りやすくなり剃り残しを防ぐことができます。
2. シェーバーを垂直に
どの方式も、シェーバーを肌に対して垂直に当てるのが最も肌に優しく深剃りできる方法です。特に顎の下などはついシェーバーが寝てしまいますが垂直を保つようにしましょう。
また、剃りにくい部分で往復式のヘッドを縦(長辺方向)に動かす方もいますが、肌を痛めやすくお勧めできません。
3. 肌を引っ張ってひげを垂直に
電気シェーバーは安全カミソリに比べると深剃りが苦手ですが、剃る周辺の肌を引っ張ってひげを立てれば深剃りに有効です。これは安全カミソリで剃る時も同様ですね。
なお、電気シェーバーでひげを剃る際はロータリー式を除き、最初から逆剃りで剃っていきます。(電気シェーバーのロータリー式について説明している記事はこちら:電気シェーバーと安全カミソリの特性を理解。あなたにベストな1本とは? )
伸びたひげには注意
安全カミソリに比べ電気シェーバーは伸びたひげは少し苦手です。
特に往復式は伸びすぎたひげを剃るのは外刃の穴に入りにくく苦手ですのでバリカンや安全カミソリで短くする必要があります。その点回転式は外刃の穴が線状なのである程度伸びた髭にも対応できます。
アフターケアも重要
シェービング前のケアと同じぐらいアフターケアも重要です。
安全カミソリに比べ刃が当たる回数は増えるうえ、外刃で肌の角質が削られた状態になっているからです。化粧水やアフターシェーブローションでしっかりケアしましょう。
まとめ
あらためて振り返るとやはりお手軽なのは電気シェーバーの大きなメリットですね。
ただお手軽だからと言って油断せず、この記事のポイント「3つの垂直」を守って肌に優しい深剃りを目指してください。
また、前後のケアも忘れずに!ひげ剃りの際のシェービング剤の種類や特徴は、また別の記事で詳しく解説したいと思います。