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 クラシック・シェービングの深淵に迫る!第二弾〜シェービングブラシ編〜


クラシック・シェービングの深淵に迫る!第二弾〜シェービングブラシ編〜

奥深いクラシック・シェービングの世界に踏み込むこのシリーズ、前回の両刃カミソリ編に続いて、今回はシェービングブラシを紹介します。

最近ではワンプッシュで泡、ジェル、オイル等、簡単に使えるシェービング材が販売されていますが、シェービング ブラシを使って自分で作るシェービング材の魅力を知っていただければと思います。

それでは、今回もディープな世界を味わってみましょう!

クラシックシェービングの記事はこちら

クラシック シェービング~シェービングブラシとは~

シェービングブラシとは、ひげ剃りのための泡を作って塗布するためのブラシのことです。最近は美容院でヘアカットする男性も多いでしょうが、理髪店で顔剃りしてもらう時にお馴染みですね。

現在主流のシェービング フォームは、ガス圧等で始めから泡で出てくるようにして「ブラシで泡立てる手間を省いた」商品と言えます。

クラシック シェービング~シェービングブラシの良さ~

理髪店で体験済の方も多いでしょうが、たっぷりしたキメ細かい泡はシェービングブラシならではの特徴です。また、ブラシで泡を塗布する際、ブラシの毛が毛穴に入り込んでひげを起こすとともに、毛穴の汚れを掻き出してくれます

マッサージ効果もあり、なんとも気持ちいいものです。

クラシック シェービング~シェービング ブラシの材質~

最高級のシェービングブラシは、アナグマの毛で作られています。寒冷地に生息するアナグマの毛は油分で覆われており濡らしても1本1本が独立しているため、泡立てやひげを立ち上がらせるのに最適なのです。

また、文字通り穴を掘って暮らしているアナグマの毛は土に擦れて先端が細くなるため、前述の毛穴に入り込む効果がより一層高くなります。特に、お腹の毛はシルバーチップと呼ばれ最高級の部位とされています。

その他、豚毛や馬毛がよく使用されています。

シェービング ブラシ以外に準備するもの

シェービングブラシを使うには、泡のもとになる石けん(シェービングソープ)・泡を立てる器(シェービングボール)が必要です。あとはブラシを清潔に保管するためにも、ブラシホルダーもあるといいですね。

シェービングソープ

業務用は粉状や液状のものが多いですが、ブランド品は固形やクリーム状のものが主流です。海外製の伝統あるブランドのものなら、スキンケア成分や香りも個性的なものが多いので自分好みを探す楽しさがあります。

一般的な洗顔料を泡立てても使えますが、一度は本格的なシェービングソープにチャレンジし、その良さを体感していただきたいです。

シェービングボウル(シェービング マグ)

ソープを泡立てる器です。その形からシェービングボウルと呼ばれたりシェービングマグと呼ばれたりします。

昔ながらの理髪店では陶製のものが定番ですが、ステンレス製の商品も販売されています。

使用方法は追って紹介しますが、泡立てる作業に入る前にお湯で温めて使用しましょう。

ブラシ ホルダー・ブラシ スタンド

シェービングブラシはブラシが上向きに直立する構造の物が多いですが、乾燥させるときは必ず下向きに乾燥させましょう。この時、ブラシホルダーがあると便利です。

カミソリ立てやブラシホルダーと一体になった金属製のシェービングセットなら、意匠の凝らされたものが多数販売されています。まるで上等のインテリアのように、貴方の洗面所を華やかにしてくれますよ。

シェービングブラシの使い方は?

いよいよ肝心のシェービングブラシの使い方です。

シェービングブラシの使い方①:ブラシをお湯に浸す

ソープを泡立てる前に、42℃程度のお湯にブラシを2〜3分浸します。これはブラシに水分を含ませるのと、ブラシの毛を温めて柔らかくする効果があります。

同時に、ボウルにもお湯を張っておきます。

シェービングブラシの使い方②:ソープをとる

シェービングボウルのお湯を僅かに残して捨て、ソープを取ります。量は商品によって違いますが、1回洗顔する分ぐらいで大丈夫です。

シェービングブラシの使い方③:泡を立てる

いよいよ、泡を立てていきます。慣れないうちは、ブラシの水分は滴らない程度にしっかりめに切ります。ブラシで撹拌し始めて最初は泡の大きい水っぽい泡が出来ますが、更に混ぜて80〜90回転ぐらいすると角が立つぐらいのクリーミーなキメ細かい泡が出来てきます。

水分が足りなければ途中で水を足しますが、直接水道からだと入れすぎてしまうので、手に付けた水を滴らせるようにしましょう。

慣れてくれば、最初のブラシの水分の残し方で調節できるようになるでしょう。

シェービングブラシの使い方④:泡を付ける (ラザーリング)

泡を付ける時は、泡を塗るだけでなくブラシで円を描いて肌をマッサージすることで、ひげを柔らかくし毛穴の汚れも取り除くことが出来ます。この工程を理容師の専門用語で「ラザーリング」と言います。

さあ、あとはシェービングするだけです!

クラシック シェービング~シェービングブラシの手入れ~

使用後は濯いで水分を切って乾燥させれば問題ありません。ここで注意するのは、必ず毛を下向きにして乾燥させることです。

上向きにして保管すると、ブラシの根本が乾燥しにくくなり、毛を束ねてある接着剤の劣化が早まって抜け毛の原因になってしまいます。

前述のブラシホルダーがあれば吊るした状態で保管できますので、ぜひ用意しましょう。

まとめ

今回はシェービングの泡にこだわれるシェービングブラシを紹介しました。

シェービングブラシは前回紹介した両刃カミソリに比べると危険性などもないのでチャレンジしてみやすいと思います。当然、現代的な安全カミソリと組み合わせても効果はバツグンです。

シェービングボウルやホルダーと合わせて、「所有する愉しみ」も盛り沢山なので是非お試し下さい!

次回は伝統的な直刃カミソリ (ストレート レザー) を取り上げたいと思います。

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