大して美容に興味がない男性でも、毎日やっているスキンケア、それがひげ剃りです。このサイトでは男性のスキンケアの第一歩として、これから「ひげ剃り」について研究していきます。
そんなひげ剃りについて知るため今回はひげの構造など、「ひげってなに?」という部分を紹介します。
そもそも「ひげ」って何?
ひげ剃りについて研究する前に、まずそもそもひげとは一体どういうものか、改めておさらいしましょう。
辞書的な定義でいう「ひげ」
辞書的な定義で言うと、ひげとは人の頬や口元、あごに生える毛です。
現代の日本語ではあまり使い分けされていませんが、口ひげを髭(シ)頬ひげを髯(ゼン)顎ひげを鬚(シュ)といいます。英語でも使い分けされていて、口ひげが「mustache」、あごひげが「beard」、頬ひげが「whiskers」です。
生えている場所を区別しない日本語でいう「ひげ」は「beard」が使われます。
ひげを科学と数字で見てみよう
辞書的な定義ではなく、科学的にひげというものをみていきましょう。
○ひげの構造と名称
ひげの肌から上の部分を「毛幹」、肌より下の部分を「毛根」といいます。毛根の下にいちばん膨らんだ部分があるのはひげを抜いたときにご覧になった方も多いと思いますが、あの部分を「毛球」といいます。この部分にある「毛乳頭」が周りの毛細血管から栄養を取り込んでひげを成長させます。
ちなみにこの構造は他の体毛と同様です。
○ひげはタンパク質からできている
ひげの組織は他の体毛と同じで、ケラチンというタンパク質から出来ています。
○ひげは他の毛より硬い
他の体毛に比べ大きく異なるのがひげの硬さです。
ひげはあらゆる体毛の中で最も硬く、同じ太さの黄銅線と同じぐらいの硬さがあります。ひげの「ジョリジョリ・チクチク」は硬さに由来したものなのです。
特に日本人のひげは、民族的にも硬い方なのでひげ剃りには苦戦する人が多いのです。
○ひげは一日に0.2mm-0.4mm伸びる
朝剃ったばかりなのにすぐに「ジョリジョリ・チクチク」してきてしまうひげは一日にどのくらい伸びているのでしょうか? 個人差はあるものの、だいたい 0.2〜0.4mm 程度だと言われています。
ちなみに髪の毛と比べるとひげの方が伸びるのが早く感じますが、実は毛髪も伸びる早さは同じぐらいなのです。
不思議なことに、栄養不足気味で日に当たらず不健康な生活をしているほうが、栄養十分で太陽の下で適度な運動をしているよりひげが伸びるのが早いのです。パソコンの前で徹夜仕事をした人が無精ひげを生やして出てくるような描写がよくありますが、あながち間違いではないんですね。
一日の中でも朝と晩が伸びが大きく日中はあまり伸びないので、活動や日光とひげの伸びには密接な関連があるようです。
○ひげは 2〜3万本生えている
これも個人差があるところですが、ひげは 1cm² あたりに約120本、平均して2万〜3万本くらい生えているといわれてます。
意外と多いですね。ひげ剃りも大変なわけです。
まとめ
以上、今回は「ひげって何?」って点について軽く紹介をしました。意外と奥が深いと思いませんか?
これからこのサイトではひげやひげ剃りについて色んな角度から紹介をしていきます。ひげについて少しでも興味をもっていただき、スキンケアを理解するために役立てれば幸いです。