30代、40代になると気をつけないといけないのが毒素です。
毒素を排出するパワーも加齢に伴い年々衰えてくるので、中年期に突入した辺りから意識してデトックスケアに努めていく必要があります。
毒素は毎日生活していたら知らず知らずのうちに体内に蓄積されていくので、普段の食生活やライフスタイルを見直しながら毒素を溜め込まない体造りをしていきましょう。
今回は、毒素を溜めにくい体を構築していきながら、エイジングケアしていくコツについて紹介していきますね。
毒素が溜まるとどんなリスクがあるの?
毒素が体内に蓄積されていくことによって、全身様々な症状で悩まされるようになります。
これから下記に、部位別に毒素が溜まることによって生じる症状について解説していきます。
脳~水銀、ダイオキシンなど
血液から神経に毒素が侵入していって、脳機能、障害を招くこともあるので要注意です。
肝臓~水銀、鉛など
肝臓に毒素が溜まっていくと肝臓の機能が低下して、新陳代謝が悪くなり、全身の様々な症状を引き起こしてしまう引き金になってしまいます。
腎臓~鉛、カドミウムなど
高血圧を招く要因となります。
骨~水銀、鉛など
有害ミネラルによって、カルシウムの吸収が悪くなり、骨粗鬆を招いてしまいます。
皮膚~アルミニウムなど
アトピーや湿疹などアレルギー症状を発してしまいます。
普段水道水を飲んだり野菜や果物を摂取しているだけでも、水銀やダイオキシン、鉛などの毒素は蓄積されてしまうことも多いので、意識して毒素を排出していくようにライフスタイルの中でデトックスケアを取り入れていきましょう。
毒素の種類
毒素と一言で言ってもさまざまな種類があります。代表的な毒素として以下のようなのがあります。
食品添加物
防腐剤、着色料など
タバコ
ニコチンやタールなど
金属
水道水に含まれている水銀や亜鉛など
アルコール
アセトアルデヒド
農薬
スミチオンなど
毒素を排出するツール
毒素を排出するツールとその方法を知ることによって、普段のライフスタイルを見直しながらデトックス対策について取り組んでいけるようになります。
これから下記に毒素を排出するツールとデトックス対策のためのケア法について紹介していきます。
食物繊維を多く含む食品の摂取
食物繊維が豊富な食品としては、ごぼう、こんにゃく、キウイ、リンゴ、キャベツ、サツマイモ、チアシードなどがあります。
キレート効果のある食品
キレート効果とはミネラルを体内に吸収しやすい形に換える効果と、香り成分などによって有害な物質を体外に排出する作用があります。
たまねぎの硫化アリル、玄米のフィチン酸、にんにくやねぎのイオウ化合物を積極的に摂取していきましょう。
特に玄米の皮には消化液で消化されないので、便として排出していく過程で腸管のじょう毛と呼ばれる細かい隙間に入り込んで、溜まっている毒素をかき出す作用があります。
さらにじょう毛を刺激することによってぜん動運動を活性化してくれるので高い便秘解消効果も期待できるのです。
毎日の主食として玄米を積極的に取り入れていきましょう。
クロレラ
クロレラは、上質なたんぱく質を摂取できるだけでなく、細胞を活性化して免疫力を高める作用も期待できます。
クロレラの成分内容としては、約60%がたんぱく質、約20%が炭水化物、約5%が葉緑素、その他ビタミン、ミネラル、核酸、フィトケミカル成分となっています。
クロレラには血中のアルブミン値を上げながら、抗酸化パワーを高める働きがあります。
アルブミンは毒素を細胞から除去して体外へと排出する作用があるので、是非日々の食生活の中に取り入れてみて下さい。
便・尿
血液やリンパによって、毒素を排出していきます。
汗
血液やリンパによって、毒素を排出していきます。
適度な運動を日々のライフスタイルに取り入れながら、汗を流してデトックスしていきましょう。
入浴する時にも、死海の塩やヒマラヤの塩などデトックス効果の高いミネラルウォーターを活用してデトックス効果を高めていくとより効果的にデトックスできます。
また、ワキのアポクリン汗腺から毒素を排出するために、足湯や腰湯を行うと良いでしょう。
髪、爪
髪や爪からも毒素は微量ですが排出されているので、いつも清潔に保つように心がけていって下さい。
まとめ
今回は、体内に毒素が蓄積されることによって全身の各器官に悪影響を与えてしまうリスクや、毒素を溜め込まないために日々の食生活に取り入れたい食品の紹介やおすすめのデトックス法について紹介してきました。
デトックスケアは一時的なケアで終わらせずに、一生付き合っていきながらいつまでも健康的で若々しい体を構築していって下さいね。