シミの原因は80%が紫外線だと言われていますが、残りの20%は何が原因か知っていますか?
実は肝臓機能の低下がシミの原因に繋がると言われています。紫外線対策はバッチリなのに、シミが気になったり、お肌の調子が悪いという症状が出てはいませんか?もしかしたら肝機能が低下している可能性があります。
では、なぜ肝機能が低下するとシミの原因になるか、詳しく説明していきたいと思います。
肝臓の働き
肝臓とシミの関係性を知るためには、まず肝臓の働きを知る必要があります。
なぜ肝機能が落ちるとお肌に影響があるのかを知って対策を取る事が重要ですので、是非、覚えてくださいね。
肝臓の働き① 代謝機能
食事から摂取した栄養素を体内で機能しやすい形に変えて貯蔵し、必要な時にエネルギーとして供給する働きをします。
肝臓の働き② 解毒機能
飲酒による摂取したアルコールは体にとって有害な物質です。そのため、解毒する必要があり、それを行なっているのが肝臓です。
肝臓の働き③ 胆汁の生成、分泌
毎日600ml~800mlもの胆汁が生成、分泌されており、エネルギーの源になる脂肪を吸収するとても重要な役割を果たしています。
肝臓が悪いとシミが出来る理由とは
肝臓は「沈黙の臓器」とも知られ、衰えていても自覚症状に気づきにくい臓器と言われていますが、実は体には様々な不調が起きています。肝臓の衰えがどうお肌に影響するかにもつながりますので是非参考にしてください。
肝機能低下とシミの関係① 老廃物が増える
肝機能が低下すると老廃物を排出できなくなるため、血液中の老廃物が増える原因になります。そうすると、新陳代謝の低下を招くため、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなり、メラニンが排出されずシミが定着してしまいます。
肝機能低下とシミの関係② グルタオチンの減少
肝臓はグルタオチンと呼ばれるシミの原因を作るメラニンを抑制する物質を生成しています。肝機能が低下するとグルタオチンの合成が抑制され、メラニンが増えてシミの原因になります。
肝機能を上げる対策法
肝臓を強くして肝機能を上げるには食事内容が非常に重要です。食べ物でもシミを予防することが出来るので、シミが増えたなと思う人はこれから紹介する肝臓に良い食べ物と悪い食べ物を参考にして肝機能を高めましょう。
肝臓に悪い影響のある食べ物
肝臓に悪い影響のあるとされている食べ物にはこういったものがあります。
肝機能に悪い影響がある食べ物① アルコール類
アルコールを飲むとアルコールを分解するのに、肝臓に負担をかけるので飲みすぎは肝臓の機能を低下させます。
肝機能に悪い影響がある食べ物② 白砂糖
肝臓に負担をかけるだけでなく、血行不良になり代謝が悪くなります。代謝が悪くなるとメラニン分解が出来なくなるため、シミが残りやすくなります。普段から甘い物を食べている人は注意が必要です。
肝機能に悪い影響がある食べ物③ 食品添加物
保存料や着色料などの添加物を多く含む食事も肝臓で解毒しなくてはいけないため、肝臓に負担がかかります。
ハム、ソーセージ、インスタント食品、加工食品全般に使われているので食べ過ぎには気を付けましょう。また、古くなった油も肝臓に良くないので、古いものは使わないようにしてください。
肝臓に良い影響のある食べ物
逆に肝臓に良いとされる食べ物には以下のようなものがあります。
肝機能に良い影響がある食べ物① 肉類
豚肉、鶏肉、牛のレバー
肝機能に良い影響がある食べ物② 魚介類
カキ、しじみ、さざえ、ホタテ、イカ、タコ
肝機能に良い影響がある食べ物③ 海藻
わかめ、こんぶ、もずく、海苔
肝機能に良い影響がある食べ物④ その他
牛乳、たまご、大豆、ゴマ
まとめ
肝臓とシミが関係しているという事を初めて知ったという人もいるのではないでしょうか。
肝臓は人の体の中でもとても大切な役割をしているので負担をかけるのは健康のためにも良くありません。肝臓に悪い食べ物は好んで良く食べる人が多いので、食べ過ぎないように心がける事が大切です。
また、肝臓機能が低下すると肌荒れや顔のくすみの原因になるため、お肌のために良い事はありません。今からでも肝臓機能に気を配り、シミが出来にくい環境にしましょう。