同じお肌でも朝と夜ではお肌の状態が違うのは知っていますか？
日中は様々な環境にさらされ、お肌には沢山の刺激が伝わっています。一方、睡眠時間が加わる夜は日中のとは大きく環境が異なります。そのため、朝と夜のスキンケアが同じだと、満足な効果が得られなかったり肌荒れを起こす可能性があるのです。
毎日、お肌をきちんとケアしているのにお肌の調子がいまいちだなと感じた人は時間帯によるスキンケア方法を試してみてはいかがでしょうか。今回はそんな朝と夜に適したスキンケア方法を紹介するので、参考にしてくださいね。
1日の肌環境の変化
朝起きた時は、まず油っぽさが気になりますよね。そして、通勤や通学で紫外線を浴びます。さらにオフィスワーカーはエアコンによってお肌が長時間乾燥状態になります。外勤で移動が多い人は、紫外線、皮脂、汗、ほこり、花粉などのが加わります。基本的に日中のお肌は、何かしらのダメージ元にさらされているのです。
反対に夜のお肌は、回復モードに切り替わります。お風呂で汚れを落とし、睡眠中は成長ホルモンが分泌され、日中に受けたダメージの修復や新しい肌細胞が作られます。
また、ターンオーバーが促され、古い角質が剥がれキレイな肌が現れます。そのため、夜は昼中受けたダメージから回復するケアをしなければいけません。
朝に適したスキンケア
朝は時間がなくて大変ですが、上記で紹介した様々な刺激からお肌を守るためのケアをする必要があります。
①紫外線対策
お肌にとって紫外線は非常に大きなダメージ元です。一番ポピュラーな方法は、日焼け止めです。
車や電車でも窓から紫外線が入ってくるので紫外線対策を怠ってはいけません。通勤であればSPF値25～35ぐらいの日焼け止めで十分でしょう。できれば汗や皮脂に強いウォータープルーフタイプだと汗をかいても効果が持続するのでおすすめです。
一日外にいる場合などはもう少し高いSPF値でも良いですが、基本の塗り直しをこまめにすることが最も日焼け止め効果を持続できる方法なので、SPF値に関わらず2,3時間おきに塗りなおすようにしましょう。
仕事内容によっては、身体の部分も紫外線に露出していますよね。ボディにまでこまめに塗るのが大変という人には、紫外線対策が施された衣類を活用するのもおすすめです。
②保湿
スキンケアの基本である保湿はしっかり行ないましょう。日中エアコンが効いた部屋にいる人は特に念入りに保湿を心がけて下さい。
肌がかさついて乾燥を感じたら、化粧水だけでなく乳液も軽く塗るようにして下さい。化粧水だけでは、保湿力が弱く肌の蒸発を悪化させます。
夜に必要なスキンケア
夜は少しゆっくりとスキンケアする時間があるのではないでしょうか。じっくりとお風呂につかり毛穴から汗と老廃物を流したり、マッサージを取り入れるのは肌の回復に役立ちます。
①角質ケア
角質ケアをするなら朝より夜が最適です。古い角質を取るのはとても大切ですが、角質ケア直後のお肌は一時的にとてもデリケートな状態になります。朝、角質ケアをしてすぐ紫外線にさらされるのはあまりおすすめできません。
角質除去で受けたダメージを睡眠中に回復できるため、角質ケアは夜が適しています。
②保湿
夜ももちろん保湿はすごく大切です。お肌が乾燥するとバリア機能が落ちてお肌の代謝が悪くなります。代謝が悪いとターンオーバーが正常に行なわれないので肌トラブルの原因になります。そのため、睡眠中の回復が上手く行われなくなります。
夜は、少しこってり目の保湿をするくらいが丁度良いので、朝よりもしっかりと保湿をするようにしましょう。
③肌機能を助ける成分配合のケア
夜は、日中に受けた紫外線などのダメージを修復する働きがあります。そのため、肌の回復機能を助ける美容成を補給してあげると、高い効果が期待できます。
特にお風呂のあとのお肌は柔らかく栄養を受け入れやすい状態なので、美容液や美白化粧品を使うのがおすすめです。
まとめ
肌が一日でどのような環境の中にさらされているか分かったのではないでしょうか。また、それに伴うスキンケア方法の違いも理解していただけたかと思います。朝と夜でも基本は保湿ですが、朝はダメージから守り、夜はダメージから回復するケアが大切です。
どちらのケアもとても大切で時間をかけて行いたいですが、朝はゆっくりケアできる人が少ないと思います。その分を夜のケアでしっかり労わって上げましょう。そうする事で、日中のダメージが最小限に押さえられ、お肌が上手く回復し次の日に前の日の疲れが残りにくくなります。