30代後半、40代と男性も更年期を迎えてくると、気になるのが体調の変化です。
年を重ねるにつれて全身の血流の流れが滞ってきたり、血液中の栄養分が不足してくるといったことで、貧血の症状に悩まされる人も少なくありません。
今回は、更年期になったら気をつけたい、貧血の症状と予防法について紹介していきます。
どうして貧血になるの?
貧しい血と書いて貧血と呼ぶのですが、読んで字のごとく、貧血とは血液中のヘモグロビンや赤血球の量が減少することです。
それに伴い、めまいや立ちくらみといった症状を招いてしまうのです。
貧血が起きる原因
貧血が起きる原因にもいろいろありますが、下記に一般的な事例をあげていきますね。
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骨髄の異常
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腎臓で造られるホルモンの欠乏
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栄養不足
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赤血球の産生量の不足
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赤血球内のヘモグロビン値の低下
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多量の出血
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赤血球を破壊する抗体
貧血が起きるとどうなる?
貧血が起きることによって、動き、息切れ、めまい、疲労感、手足のしびれ、記憶力の低下など様々な症状を招いてしまいます。
こういった症状が続いていくと常に疲れが溜まっていって、普通の生活を送ることも困難になってしまうので早めに改善していくことが大事です。
特に脳まで血液の栄養分がしっかり行き渡らなくなってしまうと、物忘れがひどくなったり、抜毛で悩まされるようになるので注意しましょう。
こんなに怖い貧血の症状!
貧血の状態が長引いていくことによって、下記に上げるようなさらに恐ろしい症状を招いてしまいます。
巨赤芽球性貧血
骨髄の赤芽球が巨赤芽球へと形態を変えておきる異常状態です。
手先や足のしびれ、運動失調、位置感覚の低下などの症状を招いてしまうので注意しましょう。
溶血性貧血
通常鉄分は体内に約3~4g存在していて、そのうちの約7割がヘモグロビン構成物質です。
残りの3割が貯蔵鉄で肝臓や膵臓に蓄えられる仕組みになっています。
溶血性貧血は、赤血球がもろくなって骨髄での生産が間に合わなくなることによって起こります。
貧血の改善策
貧血を改善するには、鉄分を摂取するのがおすすめです。鉄分は、酸素を運び、貧血を予防する作用があります。
これから下記に貧血予防のために積極的に摂取したい成分と、おすすめ摂取方法について紹介していきます。
鉄分の補給+ビタミンC
ビタミンCは、そのままでは吸収されにくい非ヘム鉄を吸収されやすいヘム鉄へと換える作用があります。
鉄分とビタミンCは、是非セットで摂取していきましょう。
おすすめの食材は、レバー、畜肉、魚肉、プルーンなどです。
プルーンは、ドライフルーツにした方が、鉄分やビタミン、ミネラルが凝縮されているので、サプリメント感覚で摂取することができます。
なんとプルーンは、バナナのおよそ13倍もの鉄分を含んでいます。
レバーやほうれん草よりは、鉄分量が多いので、貧血気味の方はおやつ感覚でドライプルーンを食べる習慣を身につけると良いでしょう。
普通の食事で摂れる鉄分は、1日約10~12mgです。
そのうちに吸収されるのはわずか1~2mgなので、普段から不足しないように積極的に摂取していきましょう。
ビタミンB6、B12、たんぱく質
ビタミンB12は、赤血球を作るのに欠かせません。
ビタミンB12が不足すると、巨赤芽球性貧血を招くので注意しましょう。
ヘモグロビンを生成しているたんぱく質と鉄分なのですが、たんぱく質の合成に欠かせないのがビタミンB6なのです。
ビタミンB類、ビタミンC、鉄分とセットで摂取していきましょう。
まとめ
今回は、更年期から気をつけたい、貧血のリスクと貧血予防のためにおすすめの栄養分や食べ物について紹介してきました。
貧血といえば女性に多い症状だと思われがちですが、男性でも加齢に伴い栄養不足や代謝不良によって貧血の症状が起きることもあるので注意して下さい。
今回紹介した貧血予防におすすめの食品を毎日積極的に摂取していきながら、健康管理に努めていって下さいね。