ここ数年日本では健康・美容・アンチエイジング産業が大きく成長してきています。そのブームの波に乗り、女性だけでなく男性の間でもアンチエイジングに大きな関心が寄せられるようになってきました。
女子のアンチエイジングはスキンケアをメインに取り組むことが多いですが、男子の場合はスキンケアよりも全体的なビジュアルの変化を望めるボディケアをメインにしていることが多いですね。
今回は、男子にオススメの体型造りから入っていくアンチエイジング法について紹介していきます。
ボディのアンチエイジング＝筋トレ
男子は女子に比べ筋肉量が多いのですが、加齢による筋肉減少にプラスし運動を怠っていると筋肉の減りが一気に加速します。毎日少しずつでもOKなので筋トレに励んでいきましょう。
筋トレは言うまでもなく見た目が引き締ってぐっと男らしい体に近づけます。その他にもとてもよいアンチエイジング効果が得られるのでいくつか紹介していきます。
骨密度の強化
筋トレを行う事によって新陳代謝が活性化され、アミノ酸であるコラーゲンの吸収力が高まります。
体内のコラーゲンはまず骨→筋肉→皮膚→毛髪の順番で使われていくので、筋トレによって生成を促しながら、丈夫な骨格形成から始めていきましょう。
糖分を燃焼して代謝アップ
筋トレで糖分を燃焼して体温を高めていく事によって、脂肪が燃焼されやすくなったり、免疫力が強化されていきます。
余分な脂肪が減っていきながら筋力が強化していくので、見た目が引き締って魅力的なボディだけでなく、体の中からも強化できるインナーケアも可能です。
睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を強化！
毎日の暮らしの中に適度な運動を取り入れる事で、身体に良い疲労感が得られ夜ぐっすり眠れるようになります。
睡眠は、レム睡眠（浅い眠り）とノンレム睡眠（熟睡）が繰り返しになっています。ノンレム睡眠（熟睡)の時に、アンチエイジングの源である成長ホルモンが多く分泌されるのですが、体がある程度疲れていないと眠りが浅くなってしまいます。
特に現代ではパソコンを活用したデスクワークがメインなので、肉体労働をする機会が減ってきました。だからこそ毎日せっせと筋トレに励んで夜熟睡できるようにコンディショニングしていって下さい。
たんぱく質の合成を促して筋力アップ！
筋トレによって、たんぱく質の合成が促進して筋力アップ効果が期待出来ます。
肉類や魚類、大豆加工食品や乳製品を積極的に摂取すると、筋肉増強のための栄養補給もスムーズに行われます。
たんぱく質が不足するといくら過酷な筋トレをしても効果は現れません。毎日しっかり摂取しながら筋トレによって吸収率を高めていって下さい。
筋トレはゆっくりが基本！成長ホルモンの分泌をアップ
成長ホルモンは錆びにくい若々しい身体を保つためにとても大切です。加齢に伴い分泌量は減ってきますが、筋トレで分泌を促すことが可能です。そして筋トレはゆっくり丁寧に行うのが、成長ホルモンの分泌を高めるコツです。
おすすめは、ゆっくり筋トレの後にウォーキングやスロージョギング、エアロビクスといった有酸素運動を取り入れる事です。
ゆっくり筋トレによって成長ホルモンの分泌が高まり、脂肪が分解されて遊離脂肪酸へと変化します。そのタイミングで有酸素運動を行うと、効率よく脂肪が燃焼されていくのです。
筋トレ後のウォーキングやスロージョギング、エアロビクスによって、酸素をたくさん吸収しながら脂肪が燃えやすいコンディションへと導いていく事によってより引き締まった体型をキープしていけます。
一見速く走った方がカロリー消費量が多いと思われがちですが、スロージョギングの方が速筋を使わないので、運動後に疲労感が溜まらないといったメリットがあります。筋肉は通常速筋と遅筋で出来ているのですが、遅筋は持久力に優れているので疲れにくいのです。
疲労が溜まりすぎると今度は乳酸といった疲労物質が分泌されたり、疲労を必至で回復しようと食欲が増進してしまうので、適度な運動を毎日継続的に行うのが一番です。
ウォーキングよりはスロージョギングの方が消費カロリーは1.6倍に増すので、カロリー消費の効率を図って、スロージョギングやエアロビクスを筋トレの後に行うようにしましょう。
まとめ
今回は、男子の体質にマッチしたゆっくり筋トレ＆有酸素運動といったコンビネーションで効率よく筋力をアップしたり、脂肪を燃焼させていくコツについて紹介してきました。
筋トレやカロリー消費のための運動もただハードに行えば良いというものではなく、効率を考えるとスローテンポで筋トレと有酸素運動をセットで行う事が効果は高いようです。
体の仕組みをしっかり理解しながら、高い成果が期待できる方法でアンチエイジングに励んでいって下さいね。