インナーマッスルを鍛えることで得られるアンチエイジング効果


インナーマッスルを鍛えることで得られるアンチエイジング効果

10代、20代の頃に比べて体型が少しずつ変化してきた、以前のように簡単に元に戻せない方って多いのではないでしょうか?耳が痛い話ですが、加齢に伴い何も努力しないでいると体型はだんだん中年体型へと進行していきます。

今回は、日々のエクササイズを通して、痩せやすいパーツや体重の減少に伴う変化しやすい体の部分などボディの秘密について解説していきたいと思います。

実は上半身の方が痩せやすい!?

脂肪が太って見える原因だと一般的に言われていますが、実は脂肪にも2種類あります。一つ目は、内臓脂肪や皮下脂肪など、一般的に脂肪と位置づけられている白色脂肪細胞です。二つ目は、白色脂肪細胞を燃焼させる褐色脂肪細胞です。

この褐色脂肪細胞は、溜まりすぎた白色脂肪細胞を燃やすことでカロリーを消費します。実は加齢に伴い、次第に太りやすくなったり、脂肪が落ちにくくなってしまうのは、この褐色脂肪細胞が減少していくことが原因だったのです。

全身に万遍なく存在する白色脂肪と比べ、褐色脂肪は首周りと背中といった部分に限られてきます。そのため運動したり食事制限をしても、下半身よりも褐色脂肪が多く存在する上半身のほうが痩せやすい傾向にあります。

上半身から痩せていくリスクについて

上半身にも無駄な贅肉が付いていない方が理想的ですが、実は体重が減って入る時には脂肪だけでなく、骨や筋肉、内臓なども一緒に磨り減っている可能性もあります。

運動は脂肪の燃焼だけでなく、筋肉だって増えているはずだと思いがちですが、一般的に骨格筋を1㎏増やすためには、運動だけでなく食事管理も重要になってきます。

アスリートやボディビルダーのように毎日ハードな筋トレを行っている人達でさえ、骨格筋は年間に2~3㎏しか増えないといわれています。

上半身はあくまでも引き締める気持ちで下半身を使う有酸素運動も積極的に取り入れながら、下半身の白色脂肪を燃焼させていく気持ちでトレーニングに取り組んでいきましょう。

インナーマッスルを鍛えると若々しいプロポーションを維持できる!

ただ筋力アップが目的ではなくて、若々しいプロポーションを構築していくのが目的の場合には、インナーマッスルを鍛えていくと良いでしょう。

インナーマッスルとは、体の中心になる内側部分についている深層筋肉を指します。インナーマッスルは、骨格を支えて姿勢を良くしたり、体を安定させながら腰痛や怪我を防ぐ働きがあります。

インナーマッスルを鍛えて姿勢が良くなるとどんなメリットがある?

加齢に伴い、足腰が曲がってきたり猫背になりがちですが、インナーマッスルを鍛えて姿勢を維持する事によって、見た目年齢もグッと若く見られるようになります。さらに姿勢が良くなれば、精神状態も向上するといった事も判明されています。

実際に背中を丸めている時よりも、背筋を伸ばしている時の方が自然と自信が生まれてきます。姿勢を正しているだけでも見た目の評価が高くなるので、ビジネス面でも大きなプラス作用をもたらしてくれます。

姿勢が良い方がホルモンバランスも整うため、アンチエイジングのための成長ホルモンを始め、筋肉増強のためのホルモンなどの分泌も活発化されるので、見た目年齢を若く見せるためには正しい姿勢は大切な要素なのです。

インナーマッスルを鍛えるのにオススメのエクササイズ

インナーマッスルを鍛えるのに、オススメのエクササイズとしては、下記のような運動が挙げられます。

  • ピラティス
  • ダンス
  • ヨガ
  • バランスボールを使ったエクササイズ
  • 腹筋背筋

インナーマッスルを鍛えるための運動も、上半身ばかり、体の片方ばかりといったアンバランスでは姿勢を正す事が出来ないので、全身バランスよくトレーニングを積んでいく事がポイントです。

短時間の運動の繰り返しでもOKなので、日々のライフスタイルに全身運動を上手に取り入れていって下さい。

まとめ

今回は、加齢に伴い、体型が少しずつ歪んできたり、太りやすくなる原因について解説してきました。それを防ぐためには、まずはインナーマッスルを鍛えていきながら正しい姿勢をキープできるようにエクササイズに励むのと同時に、余分な白色脂肪を燃焼させていく事が大事です。

姿勢を正す事をまずは第一目標として、エクササイズも全身バランス良く行っていって下さい。