紫外線対策だけをやっておけばシミは出来ないと認識している人が多いのではないでしょうか?実は、シミは紫外線以外の要素でも出来てしまうんです。様々な肌環境の中で代表的な肌トラブルである乾燥もシミの原因として知られています。
男性は、テカリやブツブツなどの細かい肌荒れについての対処は行っていても、乾燥に対して大きく気に留めている方は少ないのではないでしょうか。では、なぜ肌の乾燥がシミに対し禁物なのか詳しく紹介していきたいと思います。
乾燥でシミが出来る理由
お肌の乾燥は、色んな肌トラブルを引き起こすことで知られています。乾燥対策をしっかり行うだけで、シミだけではなく今ある他の肌症状にも有効かも知れません。乾燥肌で肌トラブルに悩まされている人は、まずお肌の乾燥について理解することが大切です。
① 肌が乾燥すると肌の表面が厚くなる
肌が乾燥していると皮膚の表面の角質層が厚くなり、新しい細胞の生成がうまく機能しなくなります。さらに、皮膚が厚くなる事でターンオーバーも遅くなるため、メラニンの排出が上手くいかずにシミが出来やすくなります。
古い細胞が肌表面にいつまでもこびりついている状態です。古い細胞は手触りも悪く肌が硬くなりやすいため、キメもあらくなり顔から透明感がなくなりくすんで見えてしまいます。
② 肌は乾燥するとバリア機能が壊れる
皮膚は、体を守るための「バリア機能」の役割を持っています。人間の体の表面を覆うことによって紫外線や細菌、ほこりなどの外部刺激から体を守っています。また、肌の水分が必要以上に蒸発するのを防ぎ常に潤っている状態を保っているのです。
しかし、乾燥するとバリア機能が低下して皮膚を守る力が弱くなり、ちょっとした刺激や紫外線が肌の奥まで届きやすくなり様々な肌トラブルを起こしやすくなります。
シミも、これらの刺激によりお肌を守ろうとメラニン色素が生成されやすい状態になってしまうため定着やすくなります。
乾燥によるシミ対策法とは
お肌の乾燥を感じた際、最も大切なのがバリア機能を回復させることです。まず、皮膚を柔らかくするためにしっかりと潤す事を優先しましょう。皮膚を柔らかくすることで古い角質も剥がれやすくなり、有効成分も浸透しやすくなります。
洗顔後は忘れずに乳液やクリームで保湿をして下さい。最初にたっぷりと化粧水をつけて水分を与えるとさらに効果的です。
また、入浴後は一番皮膚が柔らかくなっていると同時に水分が蒸発しやすくなっていますので、しっかりと保湿し有効成分を皮膚の奥まで浸透させることが重要です。
保湿ケアのポイント
化粧水は、一度に大量を叩き込むのではなく、一回に少量を手のひらで少し温め肌に優しく押し込むようになじませるのを2、3回行うのがコツです。丁寧に何度も繰り返し浸透させ皮膚の奥に届くようにつけましょう。
手のひらに肌が吸い付くような感触になればOKです。化粧水の後は必ず乳液やクリームで馴染ませた化粧水が蒸発しないようふたをして下さい。
乾燥した肌へ化粧品を力強く叩き込む、塗りこむことは肌への刺激になるので絶対にNGです。
化粧品選びもしっかりと
化粧品は、何でもつければ良いと言う訳ではありません。お肌の体質によって合わない場合もありますので、お肌が弱い人は特に慎重に選ぶ事が大切です。
乾燥肌には乾燥肌用や低刺激、無添加と記載されているものを選ぶと肌への刺激が少ないです。もし、不安な人はパッチテストなどで試してから使ってみるのも良いでしょう。
また、百貨店やドラッグストアで肌診断をしてもらい、自分に合う化粧品を一緒に選んでもらうのもおすすめです。
まとめ
このように乾燥肌はシミに限らず様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。特に乾燥しやすい冬は乾燥肌で悩む人が多いのでしっかりと保湿ケアを行う事が大切です。
自分に合った化粧品を見つけてしっかりとケアをして改善するようにしましょう。