ニキビが出来るのは思春期の頃だけだと思っている人って意外と多いですよね。実は、大人になっても大人ニキビと呼ばれる肌トラブルがあります。そして思春期と大人のニキビではそれぞれ特徴が異なるためケア方法も違ってきます。
では、大人ニキビの特徴や対策法、予防法など詳しく紹介したいと思います。
大人ニキビの特徴
大人ニキビとは、20歳以降に出来るニキビの事で、あごの線に沿った所や口周りに出来やすいのが特徴です。もちろんそれ以外に出来る事もあるので、顔全体に出来る可能性があると覚えておきましょう。
①治っても何度も再発する
思春期ニキビは、成長期のホルモンバランスによって出来るもので、ホルモンバランスが落ち着いてくると頻発する事はあまりありません。そしてアクネ菌が大きく関連しているため、アクネ菌の殺菌を中心としたケアで改善が見込めます。
一方で大人ニキビは一度良くなってもお肌の環境や体調が悪化すると繰り返し再発します。そのため、治ったと思っても油断は禁物なのです。
再発しやすい理由として、体の外からと中からの両方の要因が考えられます。まず、肌の乾燥によって刺激に弱くなり、ニキビや吹き出物などの炎症を起こしやすくなります。その逆もあり、肌を清潔に保っていない場合は過剰な皮脂により毛穴が詰まりやすくニキビになりやすくなります。
さらに生活や食事の乱れ、ストレスにより体の中にダメージが蓄積されるとそれが肌にも現れるようになり、ニキビを起こしやすい炎症肌に繋がります。つまり大人ニキビは、原因によってケア方法が異なる上に継続的にケアが必要なニキビなのです。
②痕が残る
思春期のニキビに比べて、痕が残りやすいのも大人ニキビの特徴です。その原因に肌の代謝の遅れが考えられます。
思春期でのニキビ痕は肌のターンオーバーの時にきちんと古い角質が剥がれ落ちることでキレイになくなります。しかし肌の代謝が乱れる大人では、角質がきちんと剥がれおちずニキビ痕は定着してしまいます。
そのため、ちゃんとケアをしないと時間が立つにつれ色素沈着になり「シミ」になるケースは非常に多いです。一度ニキビ跡になると消す事が難しいので、大人のニキビケアは最後までフォローすることが重要です。
大人ニキビのケア方法
このように、大人ニキビの特徴が分かったのではないでしょうか。上記でも書いてあるように、出来てしまった時の正しい対策がとても重要です。では、正しい予防・ケア方法を具体的に紹介します。
①洗顔をしすぎない
男性は汗をたくさんかいたり顔が脂っぽく感じる人が多いため、洗う時にキレイに汚れを落とそうとゴシゴシと擦る傾向があります。
1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料で洗顔すると肌に必要な成分まで洗い流してしまうため、お肌が乾燥し、刺激や汚れに弱くなりちょっとの肌変化がニキビの原因になります。
よほど顔が汚れたりしない限り洗顔は朝晩の2回までにしましょう。そして洗顔する時はゴシゴシ擦らず丁寧に優しく行ってください。また、日中の気になる汗や顔の皮脂はキレイなティッシュでそっと押さえるように取り除いて下さい。
②保湿を怠らない
面倒だったり、ベタつきが苦手だったりの理由で保湿を行なわない男性も多いです。乾燥からくるニキビには保湿が鉄則です。さっぱりタイプの乳液やクリームでも十分な保湿力を持つ化粧品がありますので、朝の洗顔後、お風呂から出た後には必ず乳液でお肌を乾燥させないようにすることが大切です。
③運動
社会人になるにつれ徐々に体を動かす時間が少なくなり、運動をしなくなりますよね。しかし、運動不足が続くと新陳代謝が徐々に落ちてきます。また、運動不足は血行不良を引き起こし、身体に栄養が行き届かなくなるため、大人ニキビの原因となります。
激しい運動でなくても軽く身体を動かすだけでもOKなので生活の中に運動を取り入れるようにすると良いでしょう。運動は新陳代謝を高め、汗をかき毛穴の洗浄にもつながります。
④睡眠
睡眠不足は、肌の回復を妨げます。ニキビが出来やすいだけでなく治りにくくなる大きな要因になるため、ぐっすり眠れる睡眠時間を確保できるように心がけましょう。
まとめ
このように大人ニキビの特徴とケア方法を紹介しました。大人ニキビは思春期ニキビとは違い、生活習慣やお肌のちょっとした環境の変化で出来やすくなったり治りにくくなったり非常に厄介な肌トラブルです。
ニキビで悩んでいる人は、ニキビの原因をしっかりと突き止め正しいケアでキレイな肌を目指してくださいね。