洗顔した後肌がヒリヒリしたり痒かったりする・・・
化粧品を塗った時にピリピリして痛い・・・
そんな経験ありませんか?このような状態の肌を敏感肌と言います。聞いたことはあるという人も多いと思いますが、実際肌にどんなことが起こり敏感肌になるかご存知でしょうか?
今回は、敏感肌に着目し詳しく紹介したいと思います。
敏感肌とは
お肌が何故ヒリヒリしてしまうかというと、「肌バリア機能」が壊れて外部からの刺激がダイレクトに肌の内部に届いてしまうからです。
私達の肌は通常は肌バリア機能に守られているため、多少の刺激ではダメージを受けません。しかし、何らかの原因でバリア機能が壊れてしまうと、摩擦や日光、ウイルス、ホコリなど外部からの刺激に過剰に反応してしまい、ヒリヒリしたり赤くなったりと不快な症状が起こります。
肌バリアが壊れる原因
敏感肌のヒリヒリの原因を辿っていくとお肌の乾燥にたどり着きます。肌のバリア機能は、肌の外部と内部の両方にバランス良く水分と油分が行き渡っていることで保たれているのです。
つまり、お肌がヒリヒリしているのはお肌が乾燥してしまい、水分か油分、または両方が不足してしまいバリア機能が壊れてしまっている状態のことです。
では、なぜ肌のバリア機能が壊れてしまうのでしょうか?詳しく紹介していきたいと思います。
①間違ったスキンケア
お肌の乾燥は、洗い過ぎなどの間違ったスキンケアが原因です。他にも洗顔のやり方、温度、洗顔料の種類や使用頻度など様々です。
②カミソリ負け
男性はほぼ毎日髭を剃りますよね。実はこの髭剃りはお肌にかなりダメージを与えています。特に肌が弱い人はお肌を痛めやすくなるので、出来るだけダメージが少なくなるように髭剃りをすることが重要です。
③紫外線
紫外線はお肌を守ってくれている角質層にダメージを与えるため、水分保持がうまく出来なくなってしまいます。
肌が正常に機能していればある程度の紫外線は防げるのですが、あまりに長期にわたり浴び続けるとバリア機能ではカバーできず、ダメージが蓄積されてしまいます。そのため、乾燥肌を引き起こし、敏感肌になってしまいます。
④睡眠不足、ストレス
睡眠不足やストレスは内的要因といわれるのですが、これらが原因で肌の修復・再生が上手くいかず、バリア機能が低下します。乾燥肌と生活習慣は深い関わりがあるので、しっかりと整えるようにしましょう。
ヒリヒリ肌、乾燥肌におすすめのケア方法とは
お肌が弱い人や敏感肌になってしまった人は低刺激で丁寧なケアが一番大切です。では、具体的な方法を紹介したいと思います。
①洗顔を見直す
洗顔料は良く泡立てて肌に摩擦がかからないように優しく洗います。洗う時もゴシゴシしないよう泡を肌の上で転がすようにしてください。そして、顔を拭く際も擦らずにタオルで優しく水分を押さえて取り除きます。
②お肌に負担がかからない髭剃り
敏感肌の人はカミソリではなく、電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーは外刃と内刃があり、外刃が肌を押し上げて毛を浮き上がらせて内刃で剃るというシステムになっているので、肌への負担が少ないです。
カミソリはどうしても肌表面の角質まで削ってしまうのでお肌にダメージを与えてしまいます。お肌が弱い人や敏感肌の人は、カミソリは控えるようにする、または何度も同じ箇所を剃らずに済むように丁寧に髭剃りをしてください。
③スキンケア
敏感肌の化粧品は低刺激で保湿成分のセラミドやヒアルロン酸が入っているものがおすすめです。反対に敏感肌にとって良くない成分は防腐剤、保存料、合成香料、合成着色料、合成ポリマー、石油系界面活性剤などです。これらが入っているものはお肌にとって刺激になるので出来るだけ控えるようにしてください。
パッケージに「低刺激」、「敏感肌用」などと記載されているものもありますので、チェックしてみてくださいね。
そして、化粧水だけでは水分油分の補給には足りないので、化粧水をつけたらしっかりと乳液やクリームで蓋をしてお肌を乾燥させないようにすることが大切です。
まとめ
このようにお肌のヒリヒリは乾燥が原因で起こる事がわかったと思います。
顔を洗っただけ、少し触っただけでもお肌がヒリヒリしてしまう人は敏感肌になっているので、しっかりとケアして改善してくださいね。やり方がわからない人は上記で紹介した事を参考に毎日しっかりケアする事をおすすめします。