あなたは自分のお肌がどのような肌質か知っていますか?
人はそれぞれ体質があるため、人によって肌の状態が違います。毎日ケアしているのに肌荒れを起こしてしまう人は、自分の肌に合うケアが出来ていない可能性があります。
また、自分の肌に適した化粧品を購入する際にも、これらのキーワードを覚えておくと化粧品選びが楽になりますので、是非覚えて役立てて下さい。
では、肌のタイプ別の症状とその対策を紹介するので参考にしてくださいね。
肌タイプ①:脂性肌
ベタつきやテカリが目立つ肌タイプで、男性が一番気にしている症状ではないでしょうか。皮脂の分泌が過剰になり、毛穴が広がって目立つのが特徴です。さらに水分が蒸発して肌の内部は乾燥してしまっている『隠れ乾燥』である可能性が高いです。
テカリやすい場所は、鼻、あご、額を合わせた『Tゾーン』といわれるエリアです。脂と汚れがまざるためニキビが非常に出来やすい場所です。
脂性肌の対処方法
とにかくテカリを落とさねばと一日に何度も洗顔したり、タオルでゴシゴシふき取ってしまう人が多いのですが、実はこれは逆効果です。
顔からスッキリ油分が落ちてしまうと、水分が抜けやすくなります。皮膚はそれを防ごうとさらに多くの油分を分泌してしまいます。その結果、すぐ顔にテカリが戻ってしまう悪循環に陥ってしまうのです。
この脂体質を改善するには、水分油分のバランスを整える正しい洗顔法が最も重要です。きめ細かい泡を作り、優しく肌の上を転がすように洗うのがポイントです。洗い流す際も、ぬるいお湯でゴシゴシ肌を擦らず、優しく泡を洗い流して下さい。
洗顔後は、肌を乾燥させないように化粧水や乳液を忘れずに付けましょう。テカリが気になっても洗顔は1日2回までにしてください。日中のテカリはティッシュやタオルなので優しく押さえるように拭き取って下さいね。
肌タイプ②:乾燥肌
肌の水分が減少している上、肌自体の水分を保つ力が弱まっているため、肌がかさつき、きめが粗くなります。肌触りも悪く、肌色も暗くハリがないように見えます。
乾燥をそのままにしておくと、、白い粉吹き、痒み、赤みから始まり、シミやシワ、たるみなどお肌の老化の代表である症状がどんどん進むのでしっかりと改善することが大切です。
乾燥肌の対処方法
一番の原因は、洗顔方法とスキンケア不足です。面倒だからと言ってスキンケアをさぼったりしていませんか?熱いお湯、スッキリ洗い流す洗顔料、ゴシゴシ顔を擦る、洗顔後何も塗らないなどに心当たりはありませんか?
これらは顔に必要な油分と水分を過剰に奪って深刻な乾燥を招くだけでなく、それを補う皮膚そのものの力も弱めてしまいます。そのため、お肌が回復しないだけでなく、様々な症状が進行してしまうのです。
洗顔は、脂性肌の方法を参考に泡で優しく行いましょう。また、洗顔後スキンケアは化粧水だけでなく、乳液かクリームを必ず取り入れて下さい。化粧水のみでは水分は補えても、油分が補えません。特に乾燥が進んでしまい、不快な症状が出ている人は保湿力の高い化粧品を使うようにしましょう。
肌タイプ③:敏感肌
洗顔や化粧品がヒリヒリしたり、すぐに赤い吹き出物などの肌荒れを起こしてしまうのがこのタイプです。特に季節の変わり目に症状が出やすいのが特徴です。
ちょっとした気温、湿度の変化にも敏感になりがちです。肌が乾燥気味で白く粉をふいたり赤くなったり、かゆみなども起こります。
敏感肌の対処方法
男性は男性ホルモンの影響により女性よりも敏感肌になりにくいといわれています。その反面、保湿ケアや紫外線対策不十分なため、乾燥する原因を作っていることが多いです。また、髭剃りダメージでさらに乾燥しやすくなるため、敏感肌になりやすくなります。
敏感肌の人は、化粧水や乳液でしっかりと保湿することと、外に出るときは必ず日焼け止めを塗る事が大切です。そして、髭剃りのダメージを出来るだけ少なくし、ヒゲを剃った後は必ず保湿してケアを欠かさないようにしてください。
肌のダメージを早めに対処して荒れにくい環境を作るのが一番の敏感肌対策になります。
肌タイプ④:混合肌
顔の部位によって乾燥肌、脂性肌が混在しているのが特徴です。『額や鼻はベタついていて、頬や口周りは乾燥している』のが最も多い症状ではないでしょうか。
混合肌の対処方法
一番大切なのは、しっかり保湿と皮脂を落としすぎないことです。脂性肌洗顔方法と同様に気になる部分のテカリを優しく落としましょう。そして乾燥している頬や口元などは念入り、テカリがある部分にもべたつかない程度の乳液やクリームをしっかりと塗って、皮膚から過剰な皮脂が分泌されないような環境を整えましょう。
また、混合肌の人は生活習慣や食生活もとても重要になるので質の良い睡眠をしっかりととり、ビタミン類の栄養を摂る事が重要です。
一番難しいケアが必要なタイプですが、ケアすることで改善するので毎日欠かさずに行ないましょう。
まとめ
肌のタイプは、基本的に4つの種類があるのを理解いただけたのではないでしょうか。正しいスキンケアは、まず自分がどのタイプかを見極め、その症状に合った方法で行うことが大切です。
今まで使っていた化粧品やケア方法でなかなか改善されなかったという方は、もう一度自分の肌と化粧品の見直しをお勧めします。