スキンケアは、ひげ剃りや洗顔の時だけにするものではありません。いくらローションや化粧水でスキンケアに気をつけていても、普段の生活で肌に悪いことをしていては台無しです。
この記事では、普段何気無くやってしまいがちな肌に悪い生活習慣と、その対策について解説します。
肌を乾燥させる3つの生活習慣
言わずもがなですが、肌荒れの最大の原因は乾燥です。知らず知らずに肌を乾燥させる3つの生活習慣の対策を解説します。
冷暖房による乾燥
特に冬場のエアコンによる暖房は、空気を乾燥させます。湿度が下がると相対的に肌の水分量も下がってしまいます。
加湿器を利用する、温風を顔に直接当てない、就寝時はタイマーを利用するなどの対策をして乾燥を防ぎましょう。
過剰な洗顔
思春期の頃に脂性やニキビ対策で頻繁に洗顔をしていた方も多いのではないでしょうか?
洗顔して肌を清潔に保つこと自体はもちろん悪いことでは無いのですが、皮脂の分泌量は30代頃からガクッと減少します。皮脂を洗い流しすぎると肌の乾燥に繋がりますので、洗顔料を使った洗顔は1日1度にとどめるようにしましょう。
過剰に顔を擦ったりするのも禁物です。
熱めのお風呂、長風呂
もちろん、入浴は肌にとって良い事たくさんですが、一歩間違うと逆効果です。
寒い季節は熱めのお風呂でゆっくり浸かりたい。そんな気持ちは分かりますが、肌に元々備わっているセラミドなどの保湿因子は、42℃以上のお湯で流れ出してしまいます。長風呂で肌が過剰にふやけてしまうと、より一層流れ出しやすくなります。
熱めのお湯は避け、湯船に浸かるのは長くても20分以内にしましょう。
肌の新陳代謝を妨げる
肌は約1ヶ月で細胞が入れ替わる新陳代謝を繰り返しています。この新陳代謝のサイクルが上手くいかないと、乾燥肌やくすみ、肌荒れの原因になってしまいます。
睡眠不足は肌の最大の敵
これは言わずもがなですね。寝不足が続くと肌ツヤが無くなってきてヒドい顔になってくるのは、誰でも経験があると思います。
肌の再生を促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されることが知られています。しっかり寝てお肌の再生を促しましょう……というのは簡単ですが忙しい毎日、睡眠時間を増やしたくてもそうもいかない、という方も多いと思います。
最近の研究で、成長ホルモンは睡眠後最初の3時間で多く分泌されることが分かっています。睡眠時間を増やすことが難しくても、最初の3時間をより深く眠るために、「就寝時はテレビやスマホの刺激を避ける」「就寝時に血糖値を上げ過ぎないよう寝る直前の飲食は避ける」などの対策を取りましょう。
栄養が偏ると肌がどんより
肌の再生にはビタミンやミネラル・たんぱく質を必要とします。外食などで栄養が偏り、これらの栄養素が不足すると、肌の新陳代謝リズムが崩れてしまいます。
豆類や海藻、根菜や青魚には肌の再生に必要な栄養素が多く含まれています。肌だけでなく体調を整えるのにもメリットがありますので積極的に摂りましょう。
日焼けは乾燥と炎症のダブルショック!
日焼けは肌の角質を劇的に乾燥させます。また、紫外線が肌の細胞に悪影響を及ぼし、代謝が追いつかなくなり、炎症を起こしてしまいます。
炎天下に出る際は日焼け止めなどで防御しましょう。
男性ならでは?肌を不潔にするアレコレ
顔の皮膚は繊細なので、不潔にしてしまうと肌荒れの原因になります。男性は女性よりも衛生に気を遣わない人が多いので、いつの間にか肌にはダメージを与える行動を取ってしまっているのではないでしょうか?
- 汚れた手で顔を触る、掻く
- シーツや枕カバーを取り替えない
……こんな行動で、想像以上に雑菌が侵入してしまいます。肌のためにも、清潔感のある生活を心掛けましょう。
まとめ
肌にダメージを与える色んな生活習慣、心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介した対策は、いずれもちょっとした心掛けで出来るものばかりです。そして肌ばかりでなく、貴方の健康にもいいことばかりなので、ぜひ実践してください。